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言葉の花びら

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あめふりお月さん

  • CATEGORY一片の詩
  • PUBLISHED ON2016/ 10/ 16/ 09:24
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今夜はきっと美しい月夜でありますように~そう願っていたけれど、お月さまが見えないので
私が大好きな、野口雨情さんの「雨ふりお月さん」の歌に秘められた美しい物語をここにご紹介
させて頂きます。

     = 作詞・野口 雨情    作曲・中山 晋平 =

       雨ふり お月さん 雲の蔭  
       お嫁にゆくときや 誰とゆく 
       一人でから傘((からかさ) さしてゆく
       傘(からかさ) ないときや 誰と行く
       しゃらしゃら しゃんしゃん 鈴つけて   
       お馬に揺られて 濡れていく


茨城県多賀群に住んでいらっしゃった野口雨情さんの許へ、当時のしきたりにのって、ひろさんは
栃木県から二日もかかってお馬に乗って揺られながら嫁いで来られたそうです。

花婿さんと村人たちは、行列を作って白無垢姿の花嫁さんを迎えるために、待っていて下さって、
雨に濡れながら到着された ひろさんを出迎えた野口雨情さんは、綿帽子を優しく外して労をねぎ
らって上げた・その時が初対面だったそうです。

野口雨情さんは「雨ふりお月さん」の詩を一番だけしか作っていなかったそうですが、雨に濡れて
来られた ひろさんをねぎらうために、後に2番の歌を作られたそうです。

        急がにゃ お馬よ 夜があけよ 
        手綱の下から チョイとみたりゃ 
        お袖で お顔を かくしてる
        お袖は 濡れても 干しゃかわく 
        雨ふり お月さん 雲の蔭 
        お馬にゆられて 濡れていく 


私が大好きな野口雨情さんの、この詩をご紹介させて頂いてから、名月を見たくて・会いたくて・
深夜に外へ出てみると、言葉では言い表せないほどの美しいお月さまが静かに輝いていました!!


       月十五夜の


私は、野口雨情さんのところへ嫁いでいかれた日の美しい花嫁さん・ひろさんがお馬に揺られて
乗っている姿が、この名月の中に見えるような気がしました。

~ しゃらしゃら しゃんしゃん 鈴つけて お馬に 揺られて 濡れていく♪♪ ~

大正14年(1925年1月)お顔を見ぬうちに嫁いでこられたひろさんを想い、野口雨情さんが
作詞された「雨ふり お月さん」

このお詩はとても美しいけれど、私は哀切を覚える中で大好きなこの歌をよく口ずさんでいます。




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