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言葉の花びら

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ふるさと想い人

= 室生犀星の詩 「犀川」より =

美しき川は  流れたり

そのほとりに  我はすみぬ

春は春、 なつはなつの

花つける  堤に  坐りて

こまやけき本の  情けと愛とを知りぬ

いまもその川のながれ

美しき 微風(そよかぜ)ととも

蒼き波  たたえたり 


石川県金沢市内を流れる犀川の近くで生まれたという室生犀星さんは、自分の出自ゆえに辛酸をなめてこられたそうですから、私は「ふるさとは遠きにありて思ふもの」の抒情歌を読むと胸が締め付けられるような思いになります☆

詩歌はここに続きます☆☆ 
よしや うらぶれて異土の乞食(かたい)となるとても 帰るところにあるまじや ひとり都のゆふぐれに 
ふるさとおもひ 涙ぐむ そのこころもて 遠きみやこに かへらばや 遠きみやこに かへらばや

昭和37年3月に79才の時に東京で永眠された室生犀星さんは、生まれ故郷の「犀川」をこよなく愛して
いらっしゃったそうで、ご自分のお部屋に「犀川」の写真を幾つも飾ってあったそうです★★★

室生犀星さんが愛し続けてこられた 上流に山々が見える犀川の風情~☆
今、犀川大橋から桜橋の両岸の道路は「犀生の道」と呼ばれているそうです☆


 私はこの二つの詩を読んでいるうちに、3年前に望郷の念に駆られながら亡くなった父の晩年の姿が
  思い浮かんできました☆

うつらうつら眠っていた父が両手を差し出して、「おかあさ~ん、迎えに来てちょうだいよー☆」と言って、
側にいた私と姉に何も言わずに逝ってしまいましたが、自分のふる里・北九州の生家のお寺で会いたかった
母親 そして父親と、私たちの2人の母親と一つになって安らかに眠っていることに今は安堵しています☆

昨年に私は家から車で行けばすぐ側にある霊園へ、大好きなさくらの花を見に行きました☆

そこに沢山並んでいる中にある立派な石碑が幾つも荒れ果てているのを見た時から、ふる里を持たない私は
さくらの花咲く頃に観光客で賑わう京都で 石碑を持たずに永遠の眠りにつきたいと思うようになりました☆

今、私の心にあるのは富士山が見える多摩川の情景。。。そこは、父が私たち3人の子供を花火大会に連れて
行ってくれた<思い出の地>心のふる里であるような気がします★★★











 「言葉の花びら」のブログに私はよろこびも・かなしみも・織り交ぜて心模様を綴っていますが、
    訪ね来て下さる皆さまがいらっしゃることに・・・
    そしてあたたかなコメントを寄せて下さる皆さまがいらっしゃることに☆ 
    私は感謝の気持でいっぱいです☆  皆さま 本当に ありがとうございます 











4 Comments

りりた  

ふるさと
子どもの頃は、なんとも思わなかった4文字なのに、今は涙ぐみそうになります。
母が広島に出てきてくれたので、田舎の家は、やがて荒れ果てるでしょう。
そうなれば、私も、故郷がなくなります。

子ども達のためにも、私がいるところが故郷になるよう、しっかり生きていこうと思いました。

2016/01/10 (Sun) 22:34 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: タイトルなし

e-75 りりたさん、今晩は☆

私のブログはちょっと暗かったり、明るかったりしてごちゃ混ぜなのに
いつも、私の心に染み入るコメントを寄せて下さって有り難うございます☆
私はとても嬉しく思いました♪

ふるさとは、年を重ねるごとに思いが深くなるような気がします。
私の父は本当によく可愛がってくれましたが、逝く頃は眠りの中で
母を呼び、両手を差し出して旅立ってしまいました。

りりたさんはお子様のためにご自分がいらっしゃるところが、故郷に
なるよう、しっかり生きていこうと思われたのですね。

私はりりたさんのブログへ訪ねて行くたびに、りりたさんが、とても
しっかりとした考えを持っていらっしゃるので 敬服の念を抱きながら
<ここが私の故郷>を築いていかれることを、心から応援しています!!

一番は、お身体を大切になさってですね(*^_^*)

~ それでは りりたさん、おやすみなさい☆☆☆ ~


2016/01/11 (Mon) 01:36 | EDIT | REPLY |   

T,かっちゃん  

こんにちは。

心のふる里…
さくらさんが富士山を好きな訳がわかるような気がします。
(勝手な解釈かもしれませんが…)

私の心のふる里は、場所ではないのですが父とのキャッチボールです。

室生犀星さんの「ふるさとは遠きにありて思ふもの」は
中学校の教科書にも掲載されたこともあるのですね、
とても深い詩だと思いました。




2016/01/11 (Mon) 11:10 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: タイトルなし

e-75T,かっちゃんさん、今晩は☆

心のふる里……
私が富士山を好きなのは、かっちゃんさんが思って下さっている
通りなのです♪

父が私たち3人の子供を連れて九州を離れたのは、私が6才の時でした☆
私が小学3年生の時に継母が来るまでは、いつも多摩川の花火を見に連れて
行ってくれましたから、その短い間の思い出が強烈に心に残っていますから
そこは<心のふる里>だと思っています☆

室生犀星さんの「ふるさとは遠きにありて思ふもの」は胸に迫りくるものが
ありますね。
学校の先生が授業でこの詩を読んでいた時に嗚咽を堪えきれなくて、声を出して
泣いてしまったと言う話を聞いたことがありました。

かっちゃんさん、心に染み入るコメントを寄せて下さって有り難うございました☆
寒さに負けないでお元気でいらっしゃって下さいね☆

2016/01/11 (Mon) 23:27 | EDIT | REPLY |   

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