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言葉の花びら

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かさ地蔵がやって来た!

かさ地蔵が、やってきた! 

今年の1月に、千葉に住んでいる息子夫婦がやって来ました。
昼食は、お嫁さんが大好きなお赤飯を炊いて、二人が好きなチキンソテーで
・おもてなし・をしました 

やわらかな日ざしが差し込む和室の食卓に並んだ二人が、『 美味しいね~!』 
『 美味しいね~ 』 そんな言葉を 山びこのように 何度も投げかけてくれると、
ただそれだけで 私の心に温もりが広がってくるような気がしました。

久しぶりの息子夫婦との会話に弾んでいると、息子が突然に、
『 そうだ!お母さん、俺が小さい頃に好きだった<かさ地蔵>の絵本
まだ家に取っといてある?』 ですって     

『 お母さんは家をリフォームする時に、大好きな本を殆ど処分してしまった
けれどね。でも、どうしても これだけは!と思って残して置いた本の中に、
子ども達に読み聞かせてきた その当時の<日本昔話>はあるのよ。』

『 えっ 未だあったの   じゃあ、持って帰りたい   』
息子はニッコリ笑って、そう言いました。

『 それは駄目よ。
お母さんにとって、自分が子育てしていた頃の大切な思い出の一こまだからね。
絵本の読み聞かせはね。』

『 そうか~。そうだよね。。。』

私が読み聞かせをする時に 子ども達が順番で絵本を持ってくる中で、
息子は、『 また、それなの?』 と、みんなから言われてしまうほど
<かさ地蔵>の絵本が大好きでした


かさじぞう


 むかし むかし、ゆきの ふかい やまおくに、もさくと おうめという 
まずしい ふうふが すんでいました 

こんな書き出だしで始まる物語の主人公の・もさくと おうめ・は、貧しい
暮らしをしていましたが、とても優しくて 気のいい夫婦でした。

もさくが町へ出掛けて行った帰りに 地蔵峠で お地蔵様の頭に降り積もって
いた雪を払いのけてあげて、 町で自分が持っていた物と交換してもらった笠を
かぶせてあげるのですが、一つ足りなかった~。
もさくは自分が頭に被っていた古手拭いを、お地蔵様に被せてあげたのです・・・。

いえに かえると もさくは おうめに おじぞうさまの ことを はなしました。

『 それは いいことを しました。』  おうめは、にっこりと わらいました。

・・・私がここまで読み進めると、息子は 『 うん、そうだね。』 と、その都度
言って、ニコニコして頷くのでした。 それから先へ、私は読み進めます・・・。


やまも もりも、ねむったように しずかな その よる、
やまを こえ たにをこえ、 どこからともなく、もさくの いえをめざして
やってくる こえがきこえます。

『 えいほ、えいほ。』  『 えいほ、えいほ。』

『 もさくの いえは どこだ。 かさを かぶせて くれた おとこの
いえは どこだ。 えいほ、えいほ。』

・・・物語が ここへさしかかると、息子は もう堪らないらしくて、身体を
ムズムズさせて 顔がほころんでくるのでした 

・・・心優しい・もさくと おうめ・をめざして やって来た6人のお地蔵様
たちは笠をかぶっていましたが、そのうちの一人は もさくの古手拭いを
被っています・・・。


かさじぞう②


おくりものを かつぎ、 こめだわらを ひっぱた おじぞうさまが、だんだん
もさくの いえに ちかづいて きます。

『 もさくの いえは そこだ。 かさを かぶせて くれた おとこの
いえは そこだ。 えいほ、 えいほ。』

もさくの いえのまえで おじぞうさまは おおきな おとを たてて 
ころんで しまいました。

どすうん。

その おとに おどろいた もさくと おうめが ふるえながら そっと
とをあけて そとを みて びっくり しました。

いえの まえには、 くだもの・きもの・おもち・などの おくりものが
たくさん おいて あり、6にんの おじぞうさまが かえって いくのが
みえました。

『 おまえさん。 これは きっと、おじぞうさまの おくりものよ。』

もさくの やさしい こころが おじぞうさまに つうじたのです。

それから ふたりは、おじぞうさまの おくりもので、いつまでも なかよく
しあわせに くらしました   

寝つきのよい息子は横になりさえすれば、コロッと眠ってしまうのですが、この
<かさ地蔵>の絵本だけは、物語の終わりの~しあわせにくらしました~を
いつも待っていて 『 うん、そうだね。』 と満足げに頷いてから眠るのでした 


この2月は 関東地方から東日本一帯も 記録的な豪雪となりました。
車は立ち往生し、山間部の集落は雪に埋もれた中で停電になり、除雪作業も
出来ない危機的な状況の中で、孤立したまま長い事 過ごしていたそうです。

福島の県道でも猛吹雪に遭い、車の中で一昼夜を過ごされた方々に、お握りを
たくさん作って運転手さんたちに差し入れされた皆さまは、被災地の飯館村から
仮設住宅で避難生活を送っていらっしゃっる方々だったそうです。

お握りを作る時に使ったお米……。それは、避難生活をしていらっしゃる方達へ、
富山県から送られてきた大切なお米を使って作られたそうです。

閉じ込められた車中で持病が悪化して、意識が失いかけた時に お握りを
差し出されて、命をつなぐことが出来た方もいらっしゃったそうです。
真心のリレーで人々の命が救われていく姿が、私には笠地蔵の物語と重なって
くるような気がしました。



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12 Comments

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2014/03/07 (Fri) 13:39 | EDIT | REPLY |   

とらっく屋 店長 さちこ  

No title

さくらさん

懐かしい物語です

わが子にもそして孫の時代にもズ-と読み聞かせて

残っていく昔話ですね

それぞれに好みの本があり、子供の個性によって

持って来る本が異なるのですね

優しい心にホットしますね

御長男はキット心優しい子供だったのでしょうね



あの大雪の時 そして 地震の時 帰宅困難になった時

人々の隠れていた善意が、溢れる時

困った時はお互い様だと、温かい心に触れる報道に

人の情けの深さに感動します

またまた北海道は雪、そして突風が吹き荒れると昨夜の

天気予報で伝えていましたが

早く穏やかな季節になって欲しいですね

こちらも一度に真冬に戻り風も、強いです

さくらさん

お気をつけてお過ごし下さいね

ホットする記事有難うございます








2014/03/07 (Fri) 16:52 | EDIT | REPLY |   

あおい  

こんばんは^^

かさ地蔵
私達親子も大好きなお話です

さくらさんの優しく
語りかけるような読み方に
それを
瞳を輝かせて聞いている息子さんの
微笑ましい画が目に浮かびます

懐かしく優しい思い出
息子さん ちゃんと覚えていたんですね
さくらさんの 子育て~
やっぱり素敵です

いつも ほっこりする
言葉の花びらに心を温めて頂いています

春まだ遠し?
息子が北海道に住んでいるので
天気予報が気になっています

春が待ち遠しいですね

さくらさん
暖かくしてお過ごし下さいね
いつも ありがとうございます

2014/03/07 (Fri) 18:56 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: No title

〇 雪の鍵コメさ~~ん、コメントを寄せてくださって
ありがとうございました。

いつも温かなコメントを寄せてくださるので
私は心から感謝しています。
鍵コメさんのところへ、また伺いますね。
宜しくお願いしますヽ(^o^)丿

2014/03/07 (Fri) 20:45 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: No title

〇 トラック屋・店長 さちこさん今晩は☆

さちこさん、
ホッとする温かなコメントを寄せて下さって、
ありがとうございました。
私は心から感謝しています☆

☆☆ さちこさんが 仰る言葉は素晴らしいですねー。

人が どうにもならない困難に遭遇した時、

人々の隠れていた善意が、溢れる時

困った時はお互い様だと、温かい心に触れる報道に

人の情けの深さに 感動します!! ☆☆☆


最近は、我が子へ対する親の虐待。
殺人、いじめなどの報道が一日中 流れていて、
本当に悲しくて心が塞がってしまいますね。

でも、でも・・・・
本当は、いつの世でも 心やさしい方が 
たくさん いらっしゃっる。

今回の雪嵐に遭遇された方達に 救いの手を差し伸べられた
多くの皆様の姿を知った私は、自分自身も救われたような気がしました。

      ・・・・・・・・・・・・・

今日の夕方、また 私の町にも雪が降りました。
北海道も、本当に厳しい日々が続いていますね。

一日でも早く 春が訪れてほしいと願っています。

さちこさん、お身体を大切にして お仕事にお励みくださいね。

心の温かい さちこさんに感謝して・・・・・
それでは おやすみなさい☆☆☆









2014/03/07 (Fri) 22:21 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: こんばんは^^

〇 あおいさん、今晩は☆

こんなに遠くまで訪ねてきて下さって!?
そして、コメントを寄せて下さって有り難うございます!

むか~し むかしの物語・かさ地蔵は
ほんとうに温かくて優しくて 心がホッコリしてきますよね。

私自身も大好きでしたが、息子の大好きだった姿がいつまでも
心に残っていて、このシリーズを私は手放すことが出来ませんでした。

「うん、そうだね!」そんな気持ちになれる息子の笑顔は
どこか、かさ地蔵に似ているようにも見えました。

あおいさん、
いつもほっこりする
言葉の花びらに心を温めて頂いています。ですか~?

あおいさんが そんな風に思っていて下さって
私は感激でウルウルしてしまいました。

今は亡き父が紡いで、残していってくれた言葉
~子育ては人生の花(華)だった~

父が私に「言葉の花びら」をたくさん
残していってくれたのだと思っています。

 ・・・・・・・・・・

あおいさんの息子さんは、北海道に住んでいらっしゃるのですから
いつまでも先が見えてこない春の訪れに、気持ちが穏やかになれませんね。

あおいさん、つながっている この空の下に・・・

みんな みんなが待ち望んでいる春が 一日でも早く 
訪れてくれることを私も祈っています。

あおいさんも暖かくしてお過ごしくださいねヽ(^o^)丿

それでは おやすみなさい☆☆☆

2014/03/07 (Fri) 23:02 | EDIT | REPLY |   

ふりかけ  

No title

さくらさん
おはようございます。
昨日は突然空が暗くなって雪も降りましたね。
ゲリラ雪のようでした。
北海道の方も大変ですね。
お見舞い申し上げます。

かさじぞう 
私も好きです。
さくらさんの読み聞かせ
心にずっと残っているのですね~
ご長男さんも幸せですね。
読み聞かせの様子がとっても微笑ましいです。

困ったときに手をさしのべられる
そういうことができる社会であってほしいですね。
そして指導する人ほど善意であってほしいと強く思います。

昔話は こどもに読み聞かせるのにいいですね。
いろいろな教訓が入っていて
大人になってからの生きる知恵にもなると思います。
私も昔話の絵本は処分できずにとってあります。
お母さんの読み聞かせはきっと子供の心に届くと思います。

さくらさん
まだまだ寒い日が続きますからお風邪にお気をつけてくださいね☆

2014/03/08 (Sat) 06:40 | EDIT | REPLY |   

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2014/03/08 (Sat) 16:18 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: No title

〇 ふりかけさん、今晩は☆

ふりかけさん、お身体は大丈夫ですか?
 
ご多忙な中で、いつもコメントを寄せて下さって
ありがとうございます(*^_^*)
私は心から感謝しています。

息子が大好きだった<かさ地蔵>は、私も大好きな
絵本でしたから、ここぞと言う時に モゾモゾしてくる
息子を見るのは、とても可愛く思っていました。

それから、とても長い月日が経ちましたが、
今でも好き!
そう思えるものが心に残っているって、
何だか私にはとても嬉しい気持ちがします。

最近は荒んだ心を持った方の事件が多くてやり切れませんね。

けれども、いざという時に人の優しい心も見えてくる~☆

今回の、猛吹雪に遭遇された方々に救いの手を差し伸べられた
皆様のお話と、助けられた方達が、雪かきのお手伝いをされたことを
ニュースで知った私は、かさ地蔵のお話が、この世にもあるような
気がしました。

よいこと、美しいことが、本当はこの世の中に沢山あるのでしょうね。

昨日は夕方から、雪になりました。

春はまだまだ遠いのでしょうか?
ふりかけさん、お身体を大切にしておすごしくださいね。

それでは おやすみなさい☆☆☆



2014/03/09 (Sun) 00:21 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: No title

〇 みなみの鍵コメさん、今晩は☆

心あたたまるコメントを寄せて下さって
ありがとうございました。
私はとても嬉しく思いました。

これからも どうぞ宜しくお願い致します。

ここに、たくさんの感謝をこめて おやすみなさい☆☆☆



2014/03/09 (Sun) 00:52 | EDIT | REPLY |   

☆藤乃☆  

こんばんは~

いつも私の拙い雑記帳のお部屋へ訪問頂きありがとうございます。

さくらさんの所にお邪魔をさせて頂くと、まるで書店に行った気分です。
今夜はお父様の煙草の煙だったかな、じっくり読ませて頂きました。
一度にたくさんは拝読できないですが、楽しみに一つずつ読ませて頂いております。
文章表現が素晴らしい。
表現力の豊かさは、さくらさんの心の豊かさですね。って思います。

今日は私の近くまでお越しでしたか?

またお近くにお越しになればお立ち寄りください。
お知り合いになったばかりのお方にお誘いするのは失礼かとも思いますが。
とても良い所です。
今夜はまんまるお月様がまんまるなお顔で笑っています。

2014/03/16 (Sun) 22:40 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: こんばんは~

〇 藤乃さん、今晩は☆

藤乃さん、私の古いブログまで お読み下さって
ありがとうございます。
藤乃さんが書店へ行った気分などと おしゃって下さって、
私は恥かしいです^^;

私の古いブログは、父が燻らす煙草の煙だったでしょうか?

私は母親とは2歳の時に死別しましたから、父が可愛がって
育ててきてくれたので、父と過ごしてきた日々の思い出は、
本当に尽きる事がありません。
ですから、父の事を思い浮かべると 自然に文章に
なっていくのだと思います。


藤乃さんのお部屋も、奥が深くて とても素敵な世界が
広がっていらっしゃるではありませんか☆☆

私はブログを始めてから3年目を迎えることになりました。
以前は、新聞や雑誌に投稿していくことが趣味の一つでもありましたが、
今はこのブログを心から大切にしていたいと思っています。

藤乃さん、ゆっくりとですが、どうぞ
これからも宜しくお願い致します。

それでは 藤乃さん、おやすみなさい~☆☆☆

2014/03/18 (Tue) 00:49 | EDIT | REPLY |   

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