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言葉の花びら

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・厳しい介護の現実・・・

先日、家のすぐ側そばのKさんから「今年最後のフキをどうぞ」と
言って届けて頂きました。

その方は、ご自分のお母様の介護を、もう10年以上も続けて
いらっしゃる方ですから、私と会えばお母様のお話になります。

今年の冬に関東地方でも、雪が降り積もった日がありました。
近所の方がそれぞれに雪かきをしていて、午後からは私が一人で
雪かきしているとKさんがスコップ持参で見えました

去年は私が施設の父へ会いに行っていたの知っていらっしゃった
Kさんに『最近のお父さんはどうですか?』と聞かれたので
父は昨年の暮れになくなったのよと応えると、Kさんが
『えっ、そうだったのですか~!?いいわね~!』
言われたので私は思わず、絶句((+_+))そして戸惑い、Kさんへ
応えなければいけない言葉を考えあぐねてしまいました

多分、Kさんはご自分が投げかけた言葉がどんなものであったかを
その時も(その後も)全く気付くことはなかった………???
そう解釈しました。

私はKさんに聞かれた後で、少し間をおいてから
「Kさんのお母さんの具合はどうですか?」と尋ねました。
『もう、大変なのよ~。全く嫌になってしまう・・・』
そう応えたKさんの嘆きの声には、長い間の介護の辛い思いが
十分に込めれれているように聞こえました。

私の父は東日本大震災が発生するまでは継母と二人で、
茨城で生活していましたから、神奈川に住む姉と私が順番で
茨城の自宅へ通っていました。
巨大地震で住めなくなった父たちが神奈川で入居できる
居宅介護施設探し回ってくれたのは姉でした。

Kさんの場合は、足腰がすっかり弱ってしまったようですが、
ベッドから立ち上がって、トイレに向かう気持ちがある上に
仕事を退職された、御主人や二人の息子さんもいらっしゃったので
長い間、施設への入居が出来なかったそうです。

やがて、お母さんに呼ばれて「トイレ」と言われて、そばに
行っても立ち上がった瞬間に、どちらも間に合わない状態になって
きたので、いつしか、お互いが口喧嘩をするようになってきた。

その話は随分前から、私は伺っていました。
そして「母に怒鳴られたら『あんたなんか死んじゃえばいい~』
私はそう言ってしまうの」と嘆いていらっしゃるKさんでした。

「母は3人姉妹なの。年金受給資格を得られた時に『どうせ、
これからは長生きできないで、サッサと死ぬんだからね』と言って
母だけが60歳で需給手続してしまったから、40%減額で
スタートしてしまって、こんなにも長生きををしているなんて…」

「伯母たちは65歳になってから満額貰って、元気で過ごしている。
ほんとに、母は早くから受け取らなければよかったのですよ」

「最近は全く歩けなくなったので、施設へ入ることができるように
なったけれど、それは短期だから直ぐに追い出されてしまうの~。
入所すれば、その都度お金が掛かる~。
母の年金受給代なんて、オムツ代で消えてしまいます」
そう嘆いていらっしゃるKさん。

そんな話をされてから、もう何年、経ってきたことでしょうか

最近の延命治療で問題になる以前から、胃ろう措置を
受けていらっしゃって、今日まで続いてきているお母様。

私が父の晩年を話した時に「えっ、さくらさんのお父さんは、いつも
『ありがとう!』と、言ってくれたのですか!?
いいわね~!母はそんな事を一度も言ってくれませんよ」そう言って
嘆息していらっしゃったKさんでした。

今、私達も自分たちの生活を切り詰めて、介護保険料を払い続けて
いかなくてはなりません。

それは、軈て寝たきりになった時に備えての<たくわえ>
もしくは、後へ続く若い世代の方々への<たくわえ>でもあります。

年金制度が確立された時は<100年安心!!>であったはず。
確立した当時のずさんな管理や、長寿大国日本になった今、
果たして人は皆、元気で長生きできているのでしょうか?

自分達に受給資格が得られる時がきても、必ずしもおいしい
話ばかりではないのですよね。

私の父が亡くなったと知って『いいわね~』と言われた瞬間は
言葉を失ってしまいましたが、Kさんが置かれている日々を慮ると
気づかないで言われた言葉を、私は心に封印することはできます。

けれども~、
~豊かな国、にっぽん!!~美しい国、にっぽん~と
唱える方がいらっしゃいますが、豊かな国、日本は、どこへ
掛かる言葉なのでしょうか?と、私は声を大にして問いたいです。

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皆様との出会いを心から大切にしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。



7 Comments

風鈴  

一言、いいたくなるが(苦笑

さくらさん、胸に堪えるテーマですね。
独りとして同じ境遇がない苦労に皆が悩みます。

永くなればなる程、愛と憎が交錯する。ゴールが見えないと人は気力が萎えます。
相談出来ない場合も多く、生活苦が追い討ちを掛けます。

ひたすら尽くすしか有りません。神様との契約と信じて懸命に尽くす事です。愛情だけでは出来ません。

運命と信じて初めて出来る事もあります。(微笑
長生きする事も幸せとは限らないとよく聞くセリフです。難しいですね。

2013/06/18 (Tue) 19:28 | EDIT | REPLY |   

汐音  

かなしみ

さくらさん

ご無沙汰しています。

私はKさんのかなしみが痛いほど解ります。
私も両親と祖母を10年間介護しました。

それぞれに重傷でしたので、
短期入退院の繰り返しで、
その都度、医療費の請求が100万円近くになることもありました。
高額療養費制度のおかげで2ヶ月後には
ある程度のお金は返ってきましたが、
毎回、病院代の工面だけでへとへとでした。

そして、三人を見送って一息ついたと思っていたら、
こんどは義母の介護をすることになり、
私自身の病のために、
現在は痛み止めを飲みながら奮闘しています。

今日は、義母が久しぶりに
「あんたの料理はおいしい。ありがとう」
そう言ってくれ、
日頃の疲れも少しだけ軽くなりました。

Kさんがさくらさんにおっしゃった意味は、
決して悪意からのものではないと思います。
直接介護してみればわかりますが、
肉体・精神・経済・時間、、、
そのどれもが制約を受け、
介護する側の肩に重くのしかかっている。
それがこの国の現状です。

「美しい国日本」は、
現首相の昔からの口癖でした。

なにを見て、
どこを見て「美しい」と仰るのか、
頭の悪い私には理解しがたいフレーズです。

でも、ひとびとがほほえんで
苦しみながらも「ありがとう」
そう言い合える国であれば、
どんなに素敵でしょう。
そうなったときにはじめて
「美しい国」が現れると思うのですが、
現実はねぇ・・・
理想でしかないのでしょうか。

さくらさん、
Kさんの支えになってあげて下さいね。
そして、さくらさんご自身も
ずっとずっとお元気でいて下さいね。

2013/06/18 (Tue) 19:32 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: 一言、いいたくなるが(苦笑

〇 風鈴さん、今晩は☆

今日は蒸し暑い一日でしたが、お変わりありませんか?

~介護については独りとして同じ境遇がない~
本当にそうかもしれませんね。

Kさんは「死んじゃえばいい・・・」そう言ってしまうそうです。
でも、お母様はきつい方だそうですから、そう言われても負けていないのだそうですよ。

永くなればなる程、愛と憎しみが交錯する・・・・。
そうかも知れませんね。

私の父は施設で亡くなりました。その施設には1年と8カ月しかいませんでしたが~。
それでも、父の思いに添ってあげられなくて
私も辛かったり、お互いが悲しい思いをしたのですから、
私はKさんの気持ちも、お母様の気持ちも、分かるような気がします。

~神様との契約を信じて懸命に尽くす事です~
風鈴さん、とても素敵な事ですね!!

「運命と信じて初めて出来る事がある。」
介護を経験された方の貴重なお言葉ではないでしょうか。

長生きすることは幸せかどうか分かりませんが
出来るなら、私は静かに(音も立てないで(笑))生きていたいです。

風鈴さん、コメントを寄せて下さってありがとうございました。
お身体を大切にしてお過ごし下さいね。

それでは、おやすみなさい☆☆☆

2013/06/18 (Tue) 21:57 | EDIT | REPLY |   

ふりかけ  

さくらさん

後期高齢者の制度が始まってから
高齢者の負担がかなり増えたと思います。
一命を取り留めたとしても
その後の転院の催促
病院探し
そして高額な負担
年金を貰っていたとしてもその額で賄えるひとはまだいいけれど
賄えない人の家族の負担はかなり大変だと思います。
そしてそれは高額医療費の対象にもならない差額ベット代やおむつ代
この制度が通るときに
大変なことになると言われていたことがその通りになったと感じます。

美しい国
美しく感じる心をももたないような国ではいけない と思います。
心までも荒涼させるようなことはよくないと感じます。

汐音さん
コメントで会えて嬉しいです。

2013/06/18 (Tue) 21:59 | EDIT | REPLY |   

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2013/06/18 (Tue) 22:43 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: かなしみ

〇 汐音さん、今晩は☆

汐音さん、私はビックリ‼‼(*_*)
そして嬉しいです。
お身体は如何でしょうか?いつも心配しています。

Kさんのお母様のことでは、前からお話を伺っていましたから「大変そう~」と、思っていました。
介護のことだけではなくて、お母様が強い?きつい?ことでも…、です。
Kさんは、「ありがとうね」と言ってもらったことがないそうです。

ですから父が亡くなったと話した時の、Kさんの言葉を私は受け止める事ができたのだと思います。
ただ、その瞬間は驚いてしまいましたがね(+_+)

汐音さんは、ご両親とおばあ様も看取られたのですから
私の想像で推し量ることはできないほど、過酷な日々であったのだと思います。

医療費だけでも、考えたら気が狂いそうです!!??(>_<)

でも、その時は必死でいくだけですものね。
肉体、精神、経済、時間、
汐音さんは、その全てを三人の方へ尽くしてこられたのに
今はお義母様と向き合っていらっしゃるのですね。
それも、ご自身のお身体がしんどくていらっしゃるのに~。

痛み止めを飲みながら奮闘されていらっしゃる汐音さんに、久しぶりであっても
「あんたの料理はおいしい。ありがとう」そう言って下さって私も嬉しいです。

汐音さん、感謝する思い、言葉はとても大切ですよね。

人生の!?痛みや苦しみを、知らないような方が
「豊かな国日本!!美しい国日本!!を創ろうではありませんか」と、言われますが
老いてゆく方々や、さまざまな問題で困窮していらっしゃる方が、
生きていることに喜びを見出せる国からは、かけ離れているような気がしますね。

汐音さん、お身体がきつそうですから、心配していました。
年々、気温が上昇していってるような気がします。
<明るい農村>へ行かれる時は無理しないようにしてくださいね。

ひろさん、熊吉ちゃんたちは元気ですか?
皆様がお元気でお過ごしくださることを、私は心からお祈りしています。

それでは、おやすみなさい☆☆☆

2013/06/18 (Tue) 23:09 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: タイトルなし

〇 ふりかけさん、今晩は☆

長寿大国日本!!
それは、ほんとうに喜ばしいことだと思います。

けれども、もしもそれを自分に置き換えてみると・・・・
全ての健康を奪われてしまったのに生きているのは辛いかなと思います。

今まで頑張ってこられた方々が後期高齢者、後期高齢者と、呼ばれるのは
何かと耳障りな言葉に聞こえてしまいますよね。

Kさんのお母様は寝たきりになってしまったけれど、お話ができるので、
多分、ご自分でもイライラが募るのかも知れませんね。
いつか・・・、たった一度でいいから「今まで、ありがとうね」そうお母様が
言って下さるのではないでしようか?
私は是非、そうであってほしいと思っています。

「豊かな国、日本!!~、美しい国、日本~を目指そうではありませんか」と
仰る方はとてもも幸せそうですよね。
私には見ている(目指している)方向が違うような気がします。

ふりかけさん、健康管理を怠らないようにしましょうね。
これって!?私は自分の肥満の身体に向かっていってる言葉かも知れません(^^ゞ

ふりかけさん、いつもコメントを寄せて下さってありがとうございます。
私は心から嬉しく思っています。

それでは、おやすみなさい☆☆☆

2013/06/19 (Wed) 02:23 | EDIT | REPLY |   

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