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言葉の花びら

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願わくは 花の下にて~

私は 春になると 堪らなく哀しさが込み上がってきてしまう

遠い昔の 多摩川の 土手にすわって 私はただ一人
無心に 雲雀を見つめていた 自分の姿が 思い浮かんでくる

多摩川の霞の空に 一時も羽をやすめることも無く 
戯れながら のどかに囀り続けている 雲雀たち 

そこに 人と話すことが苦手だった 私がいた 

複雑な家庭環境の中にあった私は 現実から逃れるために 
多摩川の河原まで40分ぐらい掛けて歩いて行き
土手に広がる緑の中で 書物を読んで過ごしていた日々

何もかもが息苦しく 心も貧しかった私は その当時
石川啄木の短歌「一握の砂」が大好きで 繰り返し読んでは
雲雀が鳴いている空の下で 私は啄木の心と共に泣いていた
 
その後の自分の生活が どんなに変っていこうとも 私の心は 
今もそこにあるのか あの時の さえずる雲雀の姿が 浮かんでくる

昨年の暮れに父を見送ってから 新たな春を迎えた私

冬がどんなに寒くても 春は約束の中に やってくる

春がくる 春がくる 
私はおさなごのように 大好きな春を 待っているけれど

さくらの花が咲き始めると 私はもう哀しさと 切なさで
堪えきれなくなってしまう

朝 めざめたら <ゆうべ咲いていたさくらの花>が
散り急いで もう見えなくなっているのではないか

お父さん いつの日にか 私もお父さんの許へ参ります
その時は どうか私の願いを叶えてと祈ります

願わくは 花の下にて 春死なん そのきさらぎの 望月の頃 
             
                     =西行法師 和歌=
     
いつの日にか 私にその時がきたなら 
私も大好きな<さくらの花咲く>もとに逝きたいです 
                


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6 Comments

-  

サクラをみれば、多かれ少なかれ、そんな気分になりますね
西行の歌、僕も大好きです。
昨年の春は、その西行の歌に導かれながら、吉野山に行ってきました。
今年は、日本のサクラは見られそうにありません。

2013/03/23 (Sat) 22:42 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: タイトルなし

=コメントを寄せて下さってありがとうございます。
さくらの花は、言葉にならないほど美しいですね。
私は吉野の山へ、未だ行ったことがありません。
幽玄の世界!でしょうか。
私も早く行きたいと思っています。

今年はさくらの開花が早くて、東京のさくらの名所は
人の波で埋め尽くされています。
お身体を大切になさってください。=

2013/03/23 (Sat) 23:57 | EDIT | REPLY |   

ふりかけ  

さくらさん
ま~~だ ま~~だ 
お父様のところに行ってしまうのは早いですぅ
今は この桜を楽しみましょうね
お父様だってせっかく見守っているように側にいるのに
もう!?なんてことになったら
役目がなくなってかわいそうです(笑)

でも桜を見ているとそう思います。
私も西行の歌のように思うかな?
一昨年友人がくも膜下出血で急に亡くなりました。
苦労ばかりの人生だったと思います。
桜の花が開くとその友人の死を悼みます。

多摩川の河原いいですね
水の流れは心を浄化してくれるように思います。
私は海の近くで育ったので
どうしてもやりきれないときは 海を見に行きます。

さくらさん
この世の春と桜
美しく咲いている今を楽しみましょうね

2013/03/24 (Sun) 06:43 | EDIT | REPLY |   

汐音  

私も潔く逝きたいです。

どうして桜の花には
哀しいイメージが似合うんでしょうね。

細川ガラシャの

 散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 
  花も花なれ 人も人なれ

良寛さんの

 散る桜 残る桜も 散る桜

西行さんの歌もそうですけど、

ひとの一生と桜を重ね合わせ、潔く逝きたい。

日本人の美意識なのでしょう。

かつての医療は、
「何が何でも生きさせる」が主流でした。
でも最近は、いかに尊厳を持って旅立てるか、
そんな議論も活発にされるようになってきました。

一度はみんな死を迎えます。
だったら、いかにしたら桜のように
惜しまれつつ、綺麗に散っていけるか、
暗くならずに家族で話しをする。
それもある意味、必要なことかもしれませんね。

2013/03/24 (Sun) 08:23 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: タイトルなし

〇 ふりかけさん、今晩は☆☆

~さくらの花~
ほんとうに美しくて、やさしくて、
そして私にはとても儚く感じられて・・・・・・。

昨日は近所の“さくら”を見に行って来きました。
「ふりかけさんがおっしゃるように、
この世の春と、美しく咲いている今を!

ふりかけさんは、海が近かったので
どうしてもやりきれない時は 海を見に行かれた~。

人は誰にでも、どうしても やりきれない事があるのでしょうか。

私が父に会える日はいつになるか分かりませんね。
でも~、逝くときは・・・・・と思っています。

私が以前、家の尖がったひろさんに(笑)
「私をさくらのもとにお願いね。」と言ったことがありました。
尖がったひろさんの返事は
「分かったよ、さくらの木の下に捨ててやるよ」で・し・た(>_<)

ふりかけさん、私はまだまだ、明日があると思っています。
ふりかけさんも、長い先がありますね。共に!!

ふりかけさん、いつもコメントを頂いて
ほんとうに嬉しく思っています。

☆☆それでは、おやすみなさい☆☆



2013/03/24 (Sun) 22:02 | EDIT | REPLY |   

さくら  

Re: 私も潔く逝きたいです。

〇 汐音さん 今晩は☆☆

さくらの花は、みごとな美しさですね。
散り際もハラハラと、美しくて~。

先日、出先で「ザ・サクラ」という雑誌を読みました。

さくらの花びらは潔く散ってしまうけれど、
落ちた花びらが、吹き溜まりに汚れて溜まっているところを
殆どの人々が見ないうちに何処かへ消えてしまう~と。

さくらの花は夢か?まぼろしか?

さくらの花は、いにしえの時代から今日まで詠いつがれているのですね。
人々に愛されて。そして哀しさも、儚なさも・・・・。

ワシントンに贈られたのはソメイヨシノですが、
フランスなど、ヨーロッパに贈られたさくらの多くは、色の濃いさくらだそうです。
私は、もっと色の淡いさくらであってほしい、と思いましたが、
でも、人々は色の濃いさくらの開花を心待ちにしていて、開花時には
日本のように、さくらを見に多くの方が訪れるそうです。

戦争に明け暮れる人々の街にも“さくら”が咲くようにしてほしいですね。

汐音さん、私は潔く逝きたいです。

でも、汐音さんは私より100年後ですからねヽ(^o^)丿

汐音さんは今、多忙ですから、
ご自分がダウンしないようにしてくださいね。

☆☆それでは、おやすみなさい☆☆

2013/03/24 (Sun) 22:56 | EDIT | REPLY |   

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