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言葉の花びら

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きょうだい(姉兄妹)

         なぜにそんなに優しいのですか・・・。


黄色い花 私は上の二人とは異母きょうだいです。先の母親は、姉が一歳七か月の時に弟(兄)を

出産と同時に産褥熱で亡くなったそうです。


父と私の母親は親戚関係でしたから、幼子を残された父の許へ私の母は嫁ぐことに

なりました。


けれども、私の母も私が2歳の時に苦しみながら「子供を、子供を・・・」と言い残して

他界したそうです。


何としても子供達を育て上げよう、そう思った父は親戚に子供を預けて働く事に

なったのですが、私は父以外の人が抱こうとすると火がついたように泣いてしまうので、

仕方なしに、いつも自分の背中にくっつけていたそうです(^-^)/


黄色い花 東京へ出て働こう・・・。そう決心した父が三人の子供達を連れて九州を離れる事に

なったのは、私が小学校で入学式を済ませた直後でした。


姉は私より6歳上でした。姉は父に寄り添って何でもよく手助けをしたそうです。

兄と私は、喧嘩をする間柄でした(*_*)


ある時、私は兄と喧嘩して大泣きしていたら(何でも、泣く子だった!?)姉が大きな声で

「喧嘩ばかりして~。そんなに喧嘩ばかりする二人がいる家は嫌だ」と言って勢いよく

外へ飛び出して行ってしまいました。


「おねえちゃ~ん、どこへ行くの~?嫌だ~行かないで~」私はそう言って

慌てて外へ飛び出したのですが、姉の姿は見えませんでした。


もう姉は帰って来ない・・・。私はそう思って泣きながら姉を呼びながら探し回りました。


家から少し離れた所に在る八幡様まで行って見たら、階段を上った所で姉は遠くを

見つめて泣いていました。


「おねえちゃん、ごめんね。もう、喧嘩しないから・・・。おねえちゃん、どこへも行かないで。」

私はずっと言い続けていたのですが、姉は黙ってハラハラと涙を落とし続けるばかりでした。


甘えん坊だった私が、その時泣いていた姉の涙の訳を理解することが出来たのは

自分が母親になってからだったでしょうか。


姉は、働きに出ていた父親の気持ちに寄り添い、兄や私を母親代わりとなって面倒を

見てくれていたのではないかと・・・。

姉の心には母親がいない事への、言い知れぬ寂しさがあったのだと思いました。


                                       *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


黄色い花 100歳と言う寿命を授かった父は亡くなる直前まで、人へ感謝する気持ちを

失わず又、施設へ行った私の頭を「いい子~、いい子~」と撫でていました。


父を黄泉の国(夜見の国)へ見送ったのは12月29日でした。


名古屋に住んでいる兄夫婦が「葬儀の事は姉ちゃんたちに任せるね」と言っていたので

私は姉に寄り添う中で本当に温かな「家族葬」で父を見送ることが出来たと思っていました。


葬儀の時に流した涙は誰もが

「おじいちゃん、今迄ありがとう」と言う心からの感謝の涙でした。


けれども今の私は先日、名古屋に住む兄からもらった電話の話を思い出すたびに

堪らなく涙が溢れてきてしまうのです。


黄色い花 「今回の親父の事では色々ありがとう。そしてご苦労様でした。

自分は遠かったから、そちらに任せっきりで悪かったね。」


「とてもいい感じで親父を見送ることが出来たと思っているので、姉ちゃんにも、

00子(←私)にも本当に感謝しているよ。」


「でも、俺の気がかりは、00子は自分が十分気が済むような葬儀を行なうことが

出来たのか?」と、兄は思いがけない問いかけを私にしてきたのです。


「何を言うのよ!?お兄さんは遠いから私とお姉さんに任せると言ってたから、

私達は二人で相談しながら葬儀の全てを決めてしまったので、心残りは何もないわよ」


私がそう、答えると「そうか~、00子がそう思っていてくれるなら、俺も嬉しいし、

良かった!と思うのだが」と電話の向こうで呟いていました。


「お兄さん、お兄さんはどうしてそんな事を言うの?」


「俺は思うのだけれど親父は00子を一番可愛がっていたと思うよ。だから俺は00子が

親父を送る気持ちに悔いがないようにしてほしかった。今、何一つとして悔いがないのか?」


私は兄の言葉に涙がどば~と溢れ出てきてしまいました。


「お兄さんは、何を言うのよ。お父さんが私を一番可愛がっていたなんて、

そんな事あるはずがないでしょ。お姉さんの事も、お兄さんの事もいつも話の中に

出ていたのよ、だから、皆同じよ」と涙の中で答えました。


兄が「ちょっと、代わるね」と言って電話は義姉の声に変わりました。


「00子さん・・・、お兄さんはいい人でしょ~!!。本当にいい人なのよ。

00子さんの事をほんとうに気遣っていて、お父さんの事では気が済むようにさせて

あげたいとずっと、言っていたのよ・・・」と優しい声が・・・・。

       

義姉だって、どうして、どうして、みんなそんなに優しいのでしょうか・・・!?


昨日は私の父が亡くなったことを心配して下さっている友人二人と会って食事を共にしました。

「大丈夫?」と聞いて下さった友人に兄の話をしているうちに、涙が零れ落ちてきてしまいました。


                                        *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆













2 Comments

suikazura  

1. もらい泣き

さくらさんが優しい心の持ち主だから、
周りの方も皆優しいのだと思います。

お兄さんも素敵。
だからお兄さんが選んだお嫁さん素敵です(*^_^*)

2013/01/18 (Fri) 20:25 | EDIT | REPLY |   

さくら  

2. Re:今も涙が・・・

>suikazuraさん

今晩は☆★
私の女々しいブログをお読み下さって
ありがとうございました。

兄との電話のやり取りはいつまでも、私の頭から離れません。

兄の言葉は、本当に思いがけない言葉でした。

父が旅立ちの時は、皆「ありがとう・・・・」でした。

それが、兄の電話で何もかもが悲しい・・・?
切なさと、やさしさと、父が皆をこんな風にして
大切にして(まとめて)くれた。
その父の姿が目の前に思い浮かんできて。

今日、私のブログを見て下さった友人から
携帯で、メールがきました。

「泣いちゃいました。
人生には何一つ無駄がないと思えば、幼い頃の体験も宝かもしれません・・・・」

私は今、いろいろな事を乗り越えてきた”私”が
いるのですね。

そうして、ブログを通してsuikazuraさんたちとの
ご縁を頂いて、心の交流を頂く事ができて・・・・。

suikazuraさん、
何もかも、ありがとうございます。
たくさんの思いを込めて、そうお礼を申し上げます。

2013/01/18 (Fri) 21:31 | EDIT | REPLY |   

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