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言葉の花びら

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<里山の月の夜>


言葉の花びら
母さま、母さま、今夜は美しいお月夜ですね。


今夜の美しいお月さまは、母さまの故郷、萩原の

町も美しく照らしているのでしょうか・・・。


母さまは私が小さい頃に逝かれてしまったので

私は母さまのお顔を知りません。


私は母さまの故郷、萩原の町の生家を一度だけ

訪ねて行った時がありました。


ただ、一度だけ・・・。


客間に通された私がただ一人・・・

そこに座っていた時に・・・

私は母さまのお姿が見えてきたような気がいたしました。

母さまが大切にして育てられた生家、そして萩原の町を思う時、私は自分の古里が

そこにあるような気がして恋しいと思ってきました。


<里山の月の夜>それは母さまの生家がある、萩原の町のお月夜を私は思うのです。


                                         *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


今日、父さまの施設を出た時、真正面に美しいお月さまが輝いていました。


母さまは今、遠いお月さまから、父さまが見えるでしょうか・・・・。


父さまは今、幽かに私が分かるだけの不自由な目と、耳になりました。


ほんの少し前までは車いすへ移る腕の力が残っていましたが、この数日は

もう自力では何をする事もできなくなりました。


今日、父さまは顔を覆って泣いていました。「もう、お迎えが来てほしいよ」と言って。


「駄目よ、私が悲しくなるからね」そんな事しか言えなくて、私も泣きました。


私や、姉さま、兄さまを本当に慈しみ深く育てて下さった大切な

父さまに泣かれるのは辛いです。


母さまお願いします。


父さまが旅立たれる時は、優しいお月さまの光でいざなって、足元を照らしていただけますか。


私の心の中は今日まで、母さまの萩原の町が<恋しい里山>となって

いつも思い浮かんできました。


けれども、父さまが母さまの元へ逝かれた時は、

美しいお月夜が私の心の古里になることでしょう・・・。   

                                         *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


    *長女から「お母さんにいいものプレゼントしてあげる」と言うメールがきました。

       「いいもの・・・!? いいものってな~に?」

       「お母さんが大好きなものよ」


       暫くして、長女が写した満月の写真が送信されてきました!!

       「ありがとう・・・。お母さんの気持ちをいつも大切にしてくれて・・・ありがとう」


















                                       
                                                                                                       






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