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言葉の花びら

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毎月、一枚限りのカレンダーを届けに・・・

      今日から10月になるので、施設でお世話になっている父の元へ

      今月も、たった一枚のカレンダーを作って昨日、届けに行って来ました。


父は羨ましいほど、趣味が沢山ありましたが残念な事に

私は何一つとして受け継いだものがありません。


私が子供の頃に、父はアコーディオンを演奏していました。

私はそんな時の父が好きでしたから、いつも父の側にくっついていて(笑)

アコーディオンのヒダが閉じられる時に、いつも指を差し込んで遊んでいました音譜音譜



そして又、父は自己流ですが、よく水彩画を描いていました。

そんな時も、一枚が完成するまで私は父の傍にくっついていましたo(^-^)o


父が沢山抱えていた趣味の中から、私は一つだけ真似事のように

水彩画を描くのは好きになったでしょうか~。


父がそうであったように、私も自身の多忙な子育ての合間をみては

絵の具を持ち出して、我が子と一緒に草花の絵を描くようになりました。


その当時は、我が家に頻繁に遊びに来てくれた父でしたが

今は全く歩くことが出来ません。


そして視力も、大きなテレビの画像から幽かに動く気配が分かるだけで

その上に、耳元で大きな声を出して私たちが話してあげなければ

聞こえなくなってしまいました。


思うに、今の父は心の中が闇夜に包まれてしまっているのではないでしょうか・・・。


現在、父と継母は施設でお世話になっています。


未だ、父が元気だった頃は、我が家に遊びに来てくれて、私や孫が絵を描いていると

「あんたが描いてくれるカレンダーが自分の家に欲しいんだけれど」

そう言ってくれたので私は季節の花の絵を描いて当時の父の家に届けに行っていました。


今、殆どの視力を失ってしまった父のもとへ、私は一か月ごとに数字を大きく書き入れた

カレンダーを作成して、施設で暮らす父達の部屋へ届けに行っています。


カレンダーの余白には季節の草花や、季節の移ろいを私自身の心で感じたままに

夕焼の富士山や、朽ちていく樹木の枝葉を描いたりして・・・・。


昨日「今月のを持ってきたわよ~」そう言って父の前で見てもらったのですが

「もう、何だか分からないんだよね~」と父は寂しそうに答えていました。


父と、私と、本当に良く可愛がってくれた孫達(私の子供)との日々が

今は、ただただ懐かしいです。


一日、一日、記憶を失っていくように見える父に今、私が出来る事と言えば

たとえ、見えなくても感謝の念を抱いて、月ごとのカレンダーを

届けに行く事ぐらいでしょうか・・・。


10月のカレンダーはススキの穂。


そして、私の大好きな”つゆ草の花”を昨日、近所の草原で見つけたので

余白に挿入して届けてきました。


                                        ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆




2 Comments

SABRINA  

1. 無題

子供の頃の大好きなお父様とのエピソード
微笑ましくて羨ましいような光景ですね☆彡

手作りカレンダーには、さくらさんのお父様に対する、そんな思い出や気持ちがたくさん詰まっているのですね(#^.^#)
きっと伝わっているはずです☆彡

さくらさん、素敵な方ですね(#^.^#)♡

2012/10/02 (Tue) 00:29 | EDIT | REPLY |   

さくら  

2. Re:優しいコメントを寄せて下さって有難う!

>SABRINAさん
私の母親は二歳半の時に早逝しました。
子煩悩だった父親は必死になって私と、兄、姉を育ててくれたようです。
大切な父親です。
けれども、どんなに大切と思っていても
人の命に限りがあるのですよね。
今、私が父に出来る事は施設へ会いに行く事ぐらいしかできません。
カレンダーは自分の気休めでしょうね。

2012/10/02 (Tue) 01:45 | EDIT | REPLY |   

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