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言葉の花びら

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店員さん、すごっ!!

      「すいません~。今朝、聞いただけなので上手く伝えられないかも知れません。でも

      どうしても欲しい曲なので聞いていただけますか?」と私は突飛に店員さんに・・・。



私の大好きな曲の一つに”ドヴォルザークのアメリカ”があります。

それは、言葉にならない感動を覚えた末に、ひたすら恥をかきながら買った思い出の曲です。


今でも店員さんの名前を伺っておくべきだったのでは?と思うほど、すごっ!!(@_@)

そんな、感激がありました。それは、心の中に”ありがとう”が何度も浮かんでくるような

出来事でした。

                                         ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


私が未だ若くて、すご~い真面目だった頃は事務員として働いていました。とにかく真面目過ぎる

人間でしたから、一時間位前には職場に着いていて、綺麗に掃除する事が日課になっていました。

誰も来ない事務所。その時間帯はラジオから流れてくる朝の名曲を聴きながら机の上を

ピカピカにする毎日でした。


ある時 「えっ?この曲は何!!」 弦楽器による、美しい旋律がラジオから流れてきたのです。

余りにも美しい曲調だったので、私はラジオの前に駆け寄ってしまいました。


もっと聴きたい・・・。もう一度聴きたい・・・。そう思っているうちに曲は流れて、社員さんも

出社して来たので、最後まで聴く事も叶わぬうちに仕事時間になりました。


僅かな、そして瞬間に聴いただけでしたが、自分の頭の中に必死になって旋律を繰り返し記憶させて

「絶対に買って帰る。 (>_<) ↑ 」 そう思いながら、長い一日の終わりを待ちました。


退社後、レコードショップに駆け込みました。


「あの~、すいません。私は今朝、初めて聴いた曲なので、メロディーを正確に

伝えられないかもしれませんが、どうしても欲しいので聞いて頂きたいのです」

瞬間に聞きかじったメロディーを、不確かな記憶の中で二回、繰り返してみました。


じっと耳を傾けて、聞いていて下さった男性の店員さんが 「すいませんが、もう一度お願いします」

              ・・・・・・・・・・・・・・

音痴?そう思われても仕方ないくらいに難しく、そしてもどかしく・・・。

でも、店員さんが 「多分、分かりました」 「今、持って来ます~」 「これだと思います」


そう言って手渡されたのは ”ドヴォルザークのアメリカ”でした。

その当時は試聴できない時代でした。


店員さんが 「その旋律は第二楽章の出だし部分だと思います」 「今度は僕が口ずさんで

みますから聞いてて下さい」そう言って下さって・・・。


私は、店員さんを信じて買って帰ることにしました。

                                         ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

そして自宅で。

第一楽章から第二楽章までの間合いがあって、静かに第二楽章が流れてきました。


何という美しい調べなのでしょうか:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


感動の中で美しい旋律に耳を傾けながら、その日の夕刻、私に対応して下さった店員さんとの

やりとりが浮かんできて、思わず涙がこぼれてきてしまいました。


私がその朝、初めて聴いた曲を口ずさんだのですから、、あやふやな音程だったと思いましたが

店員さんは、じっと辛抱して聞いて下さった。それだけでも有り難かったのに、私の不確かな

音程から ”ドヴォルザークのアメリカ”を差し出して下さって !!


もちろん、店員さんはその曲を知っていらっしゃって、クラッシックに精通された方だったのだと思います。

でも本当に店員さんは、すごい!!。見事!!ではないでしょうか。


                                         ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚   












2 Comments

ひとつばたご  

1. プロですね!

クラシックがお好きのようですね。音楽は好きですがクラシックは縁のない私です。ながら族としては、ゆったりとした余裕の中で楽しむ世界かなと思っている次第で~
  
1節を口ずさめるほど、素敵な旋律なんですね。聴いてみたい衝動にかられました。

2012/05/12 (Sat) 10:22 | EDIT | REPLY |   

さくら  

2. Re:プロですね!

>ひとつばたごさん
コメントを寄せて下さってありがとうございました。私に対応して下さった店員さんは、すごいプロですが、私に根気よく対応して下さった事の方がすごい!!ことですよね。
ドヴォルザークのアメリカの”好き”は第二楽章の前半部分かもしれません。(笑)
音楽は広く、浅く。私は好きがたくさんあるかもしれません。
子ども、花、ひとの心の触れ合いも大好きです。又、コメントを寄せて頂けたら、どんなに嬉しいかしれません。ヽ(^o^)丿

2012/05/12 (Sat) 18:10 | EDIT | REPLY |   

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